その優れた味覚で馬肉の美味を保証する美食家がいます。また、馬肉は現在味わえる肉の中で最も美味であることを知らせるために活動している人たちもいます。フィガロ紙(1999年6月26日号)の記事の中でジョエル・ロブションは次のように述べています。

「馬は人間が手に入れた最も高貴なものであり続けているために。美味で健康的な馬肉は埋もれた存在になっています。柔らかく風味の良い馬肉は、まれにみる栄養面での長所を有しています。脂質があまりなく、コレステロール予防の食事療法において効果的であり、ヘモグロビン、鉄分、アミノ酸、プロティン、グリコーゲンが豊富です。ロースト、ソテー、フォンデュ、網焼き、そしてもちろんタルタルステーキでお召し上がり下さい。」

ジョエル・ロブション略歴
1945年フランスポワティ生まれ。神学校時代に厨房の手伝いから料理の楽しさに目覚め、15歳で料理人の道に進む。パリのレストラン「バークレー」を始め各地で修業を重ね1976年にはM.O.F受賞。1984年「ジャマン」三ツ星を取得、1994年「ジョエル・ロブション」開店、同年恵比寿にシャトーレストランタイユバン・ロブションオープン。1996年 引退表明後も2003年の六本木「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」を皮切りにパリ、ロンドン、モナコ、香港、マカオ、ニューヨーク、ラスベガス、名古屋、台北と店舗展開している。世界一多くの星(ミシュランの)を持つシェフ。